2009年11月14日

猫と猥雑と私

私が生まれる前から実家では雌の三毛猫を飼っていて、年に2回出産させていた。
三毛猫は人気が高く、港町からもらいにくることも多々あった。
なんでも、三毛猫の雄は海難事故から守るという言い伝えがあるそうで、
三毛猫が生まれる確立は結構低いのだが、雄はさらになかなか生まれてこない。が、生まれた子がミケでなくても、メス猫なら三毛猫の遺伝子を持っているという理由で案外貰い手があり、子猫たちが2ヶ月を過ぎる頃には残り一匹となっていたりする。

私がまだハイハイをしていた頃は子猫たちにまぎれて猫餌をむさぼっていたらしい。なんせ、猫飯の上にかかっている鰹節は、爺さんが乾物問屋の知り合いから飼い猫にともらった虫食いの本枯れ節であった。
私のダシ狂いは、ここに端を発していると思われる。


小学校一年にあがると、自分の部屋をもらいベッドで1人で寝るようになった。毎年二回の出産は、秘密裏に納戸や空き部屋の押し入れの布団の間などにて行われていたが、私がかなりの寸足らずで、ベットの足下に十分なスペースがあり、その体温でかなりあたたかな快適空間であることを知った母猫ミツが、めざとくそこを出産場所とするのには時間がかからなかった。
その年の秋、私はもぞもぞと何かが蠢く感じを足の指でつんつんしながら目を覚ました。
足下の布団をめくると、いるわいるわ、まだ毛の濡れた、尺取り虫みたいに光に顔を上げては力つきてこけるヤワヤワ生まれたてほやほやの子猫が5匹。
汚れた血液の跡が黒ずみ始めて、ありゃこりゃお母ちゃんに見つかったらめっちゃ怒られるわ、とぞっとした。
ま、足届かんから気持ち悪くないし、しばらく黙っとこうと思いつつ、ミツが飯から戻ってきて、
「あんた、うちの子らになんかしたんちゃう?」
的なウニャーンニャーと二言三言、怪訝なまなざしで私を鋭く見据えると、そそくさと子猫のもとへ。
しゃあなく、布団をかけてやる。




ああ、懐かしい。
11月にもなると、子猫たちは2ヶ月くらいになっていて、そろそろ自立して冒険をし始める。実家は立て替えたので今では名残もないが、ころころと猫の子がかけまわったあの縁側や、裏庭が、未だはっきりと思い出される。
家を建てるなら、庭に面した縁側を絶対作りたいし、屋根にも登れるようにするんだと、わりに子供の頃から決めていた。ま、未だに我が家を建てられずにいますが。汗

明日チャトランの生みの親の飼い主のお宅へ、チャトランの兄弟を見に行きます。秋生まれの子が何匹も生まれたとのこと。お顔はチャトランと同じペルシャ顔で、短毛黒白のブチだそう。
チャトランは、ローラさんの次の飼い主さん家ではお友達猫と楽しそうに遊んでいたので、うまく行くんじゃないかと思われ。
まあ、とりあえず見に行くだけ行ってこようかと思いますー。
posted by kuro at 15:32| Comment(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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